★琉球新報 2005年7月21日(木)地域 (7/21 10:25) *写真有り
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 考える会が見直し要請
 西原町のりゅう弾砲設置問題

 新垣町長(手前)に、りゅう弾砲設置計画見直しを要請する西原町・図書館を考える会のメンバーら=西原町役場

 【西原】西原町立図書館前広場へ旧日本軍の155ミリりゅう弾砲を設置する件で、西原町・図書館を考える会(大澤星一、浦崎成子共同代表)が19日、西原町役場に新垣正祐町長を訪ね、設置計画の見直しと町民との話し合いの場を設けることを要請した。
 りゅう弾砲は昨年12月、同町幸地の旧日本軍陣地壕跡から見つかった。
 新垣町長は「すさまじかった60年前の歴史の一端を図書館前に設置し、生きた教材として平和教育に活用、町民の平和意識の高揚、恒久平和の実現を目指したい」として施政方針にも取り上げ、3月議会では設置のための予算案も可決された。りゅう弾砲は西原町遺族会会員らの協力で土やさびが落とされ、既に同図書館前に造られた台座に近々、取り付けられる予定だ。
 同考える会は図書館のあるべき姿を考えようと、これまで勉強会などを実施。現在、西原町立図書館建設委員会委員でもあった浦崎さんを含め町民七人で構成している。15日からりゅう弾砲設置に反対する署名活動も実施しており、18日現在、町内外、全国から611人の署名を集めている。
 大澤共同代表らは、同りゅう弾砲について「人殺しの道具」のイメージが強いとして、形を鍋や釜などに再生して「平和を求める希望のモニュメント」として展示することを提案。
 そのうえで「町民と行政が一緒になり、どういう形がふさわしいのか話し合い、設置後は西原町から平和のメッセージを世界へ発信してほしい」と訴えた。
 これに対し新垣町長は「町長だけの考えだけではなく、(議会の)手続きも経て、図書館への設置になった」と経緯を説明。「図書館は知の場所でもあり、資料、情報、コミュニティーの展示の場所でもある。本物を子どもたちに見せることが平和意識の高揚になる」と設置への理解を求め、「即答はできないが、要請として受け止め、関係機関と話し合い検討したい」と答えた。

(7/21 10:25)

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