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2005年9月29日(木)
「映画 日本国憲法」


樹齢200年。雄々しくいきるブナの巨木 (青森県 白神山地で)

 9月29日(木)  朝6時、渡り鳥シロガシラの美声で目を覚ます。約1ヶ月ぶりの沖縄。近くのコンビニへ新聞と野菜サラダを買いに。朝の遅い南国・沖縄。島の大動脈国道58号もクルマの姿はまばら。電線にとまったシロガラが、のどでガラス玉でも転がしてでもいるかのような澄んだ声を響かせている。隣家の緑の庭園が駐車場に変わって、行き場を失なったと思っていたシロガシラだが、春と秋の季節の変わり目にはちゃんと来てくれる。ありがとう。

 地元紙(沖縄タイムス)朝刊は、きょうも在沖米軍基地の整理縮小(普天間基地の移設)をめぐる日米協議が難航していることを伝えている。遅れれば遅れるほど得するのは、現に普天間に居座りつづける米軍。

 午後、那覇市内の桜坂劇場で「映画 日本国憲法」(制作・シグロ)を見る。第9条の意義や制定の課程を世界の“知の巨人”たちに、監督のジャン・ユンカーマン直々インタビューしたドキュメンタリー。

 〈 日本の平和憲法はアジア諸国への謝罪の証し。もし日本が9条を変えれば、アジアの国々はこぞって軍拡に走るだろう〉
 こう語っていたのは中国の思想家だったか。

 ユンカーマンはマイクを手に、ヨーロッパから中東、アジア諸国、そして辺野古をも歩き、改憲を危惧し大勢とあらがう“信念の声”に耳を傾ける。かつて与那国島で「老人と海」を撮り、3年前には「ブッシュの横暴」を批判した「チョムスキー9・11」を企画したシグロのプロデューサー、山上徹二郎との共作といって良いだろう。
 観客数 5人。採算を度外視してこうした映画を製作するプロダクションあらば、出血覚悟で小屋にかける映画館あり。

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