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11月9日(水) 東京・葛飾区の亀有社会教育館主催の連続公開講座〈戦後60年 被害と加害を考える〉初回講師として「沖縄戦」を語りに。テキストは自作のドキュメンタリー『ひめゆり戦史・いま問う国家と教育』(1979作)。話は沖縄戦の実態から基地問題、そして普天間基地の代替地決定をめぐる日米合意まで。 参加者は高齢者が多かったが、3〜40代の姿も数名あり。帰途、講座を企画した与儀睦美さんと参加してくれた島袋陽子さん(琉球センターどぅたっち)の三人で居酒屋へ。泡盛で歓談。とはいえ話題はどうしても辺野古問題へ。傲岸不遜な小泉政治に誰もの怒りがつのる。酒も楽しく飲めない日々。明日は沖縄へ。 11月14日(月) 暖かいはずの沖縄。連日北風つよく意外に寒い。着いた翌日から風邪気味で、喉が痛く咳がとまらない。きょうも外出を控え雑誌『世界』(1月号)の注文原稿に取り組むが、なかなか集中できない。テーマは普天間基地の移設先を「辺野古崎沿岸」と決めた日米合意。『世界』は12月号でも米軍再編を特集。その中でも沖縄基地を取り上げているが、次号は〈沖縄の声・本土の声〉として、仲里功、知念ウシ、僕の三人に書かすのだという。 〈この国に人権を! 星野文昭さんに自由を!〉 救援運動は全国的に広がっているが、国は無実の青年を牢の中に幽封したまま、さらに〈沖縄〉で悪事を重ねている。 まず、一日も早く星野さんの解放をはたすこと。そして彼の〈失われた30年〉を無にすることのない生き方をすること。 米軍政下で沖縄の民衆はどのように生き、どう闘ったのか。歴史に学び、新たな闘いの第一歩に。 11月15日(火) 筑摩書房から『だれも沖縄を知らない』が雑誌『宣伝会議』の「読者が選んだ50冊」に入ったとの連絡あり。同誌1月号で発表の予定とか。じわじわと読者が広がっているのかもしれない。 11月19日(土) 『世界』1月号の原稿、ようやく脱稿。たかだか5000字程の原稿を仕上げるのに、ワープロに向かうことまるまる一週間。なんという無様さか。飾り棚の上で、今年の干支の申(お猿さん=写真)が笑っている。この猿は、彫像家の藤田昭子さんからの贈り物。藤田さんは毎年暮れに手作りの干支の動物像を送ってくれる。仕事場の窓辺には、羊、午、蛇たちがずらりと並んで僕を楽しませてくれているが、なかでも今年の猿はなかなかの出来だ。 苦作の原稿、はたして編集者の期待、意図に応えられただろうか。心許無いかぎりだが…。 |