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5月1日(月) 午後1時すぎ、雨雲立ち込める那覇空港に降り立つ。気温25℃、湿度90%以上。まるで雨期のさなかのような蒸し暑さだ。クーラーのがんがんにきいたバスの車窓から見る雨上がりの那覇の街。路上に水溜まりが目立つ。かなりの大雨だったよう。 5月2日(火) 浦添市美術館で [沖縄と濱田庄司展]
(主催:沖縄タイムス社、共催:益子町文化の町づくり実行委員会、浦添市) を見る。 〈京都で道をつけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った〉と、常々風土と自分の関わり合いを口にしていた濱田。彼は沖縄に流れる風や空気までも形象化し、美に昇華させて常民の日常を豊かにしてくれた。 濱田が初めて沖縄の地を踏んだのは1918(大正 7)年。栃木県の益子に窯をかまえた翌年(1924年)には新婚旅行で再来沖。長く滞在して壺屋で製作に没頭している。 イギリスの陶芸家バーナード・リーチを連れて壺屋入り、陶器づくりに勤しんだのは1969年。土をこね、ロクロを回し釉薬をかけ、登り窯から立ち上ぼる煙を仰ぎ見る濱田とリーチの仲の良い姿は、傍で見ていて神々しくさえ感じた。 そんな二人を受け入れ、自由気ままに工房を使わせたのが、当時“壺屋の三人衆”の一人として、すでに良い作品を世に出していた新垣栄三郎(当時48歳)だった。 濱田庄司、バーナード・リーチ、金城次郎、小橋川永昌、そして新垣栄三郎…。 5月3日(水) 高曇り。北中城村大城で地域の漆喰職人(左官屋)たちが作ったシーサー/屋根獅子展があると聞き、行ってみた。中城城址に近いこの集落は伝統的木造建築物・中村家で知られるムラだが、坂が多く、緑濃い静かなたたずまいがいい。 せっかくここまで来たのだからと、帰路、中村家に立ち寄る。数百年の風雨に耐えた沖縄の家屋。前に来てから30年以上経っていようか。いつ見ても気品に富んだいい建物だ。 |