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2006年5月6日(土)

[琉球自治州] への誘い

沖縄・自立の道を探るシンポジウム(5月6日、沖国大)で)

 5月 6日(土) 〈沖縄はそろそろ日本に見切りをつけるべきだ〉
 近年、沖縄の人々の中にこうした思いを強める人が増えているように思う。それは数字でも表われている。沖縄市(旧コザ市)民を対象にした意識調査で、回答者の64%が「沖縄は独立すべき」と答えたのはいまから10年前のことだ。過重な基地負担を押しつけて平然としている日本(人)への絶望の深さを物語るものだろう。

 宜野湾市の沖縄国際大学で「琉球自治州の構想/自立をめざして」と題する公開シンポジウム(主催:琉球自治州の会)があったので足を運んだ。会場には、沖縄の“ヤマト離れ”を説く声、促す声があふれていた。
 〈自分たちは、国が進めている道州制へのプログラムを、傍観していてよいのか〉
 〈沖縄は歴史も文化も他府県とは異なる。“武器なき王国”だった時代もある。だから「日本の一州」ではなく「独立」をめざすべきだ〉
 〈もし「九州州」に含められてしまったら、かつての薩摩支配の再現だ。我々少数者の声は見向きもされなくなるだろう〉
 〈沖縄を「単独州」とするために、自分たちはいま何をすべきか。上から降りてくる道州制ではなく、下から立ち上げる道州制でなくてはだめだ〉

 彫刻家の金城実さんや元教師の石川元平さんら4人のパネラーが参加者と熱い意見を交わした。

 会場を見渡して嬉しかったのは、若者/学生の姿が目立ったこと。なんと参加者の8割方が学生だった。基地問題などこの種の集会やシンポジウムの参加者の大半が、多々にして60歳代の老人(かくいう僕もその一人だが…)というのが当たり前になってしまった沖縄において、若者たちの関心の高さは一筋の希望を感じさせるに十分だ。しかもいまは、世の中が浮き足立っているGW中だ。

 〈ヤマトについていったら、沖縄は殺されてしまう。ヤマトと「心中」などする筋合いはない。沖縄は一日も早く日本国から離脱し、独自の道を生きるべきだ〉

 最近、僕はつくづくこう思う。残念なことだが、この国はもう曲がり角を曲がってしまった。[平和憲法をもつ理想の国]でもなければ、[民主主義国家]でもない。ここ半年、散々見せつけられた [米軍再編] をめぐる日米交渉のプロセスとその結果ひとつとってもそれは明らかだ。

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