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2006年9月7日()

同志一人去りて帰らず


「砲弾池」(南条市知念の斎場御嶽で)

 9月 5日(火) 2日急逝した映像プロダクション「オルタス ジャパン」の日野成道さん(元日本テレビ同人)の告別式(午前11時、東京日暮里の立安寺)。気温34・8度の厳しい残暑のなか、香煙たなびく果てに、同志、また一人昇天。今年の夏は、寂しさひときわだ。

 9月 6日(水) 日本の東海上を北上した台風12号の影響で、関東地方は終日小雨模様。湿度高く不快。
 午後、恵比寿の東京都写真美術館で開催中の写真展『絶望と希望の半世紀』を見る。
 同2時、大田区教委社会教育課の坪井久美子さん、星野円花さんと「おおた人権塾」( 9月29日から8回)の打ち合わせ。僕の担当は11月10日(金)。

 夕方から新宿区荒木町のメディア総研で、でドキュメンタリー作家森達也氏と対談。(『放送レポート』10月号掲載用)。
 テレビの番組制作から遠ざかり、最近は何ごとにつけて緊張感に欠けるので固辞したのだが、編集長いわく「自分がやってきたことについてだけでいいから」というので渋々応諾した経緯あり。
 結果として、森さんの問いに答えるだけといった、いささか新鮮味と問題意識に欠ける「ドキュメンタリー対談」になってしまった。森さん、きっと拍子抜けだったのではないか。いつか借りを返さねば…。

 玉川学園時代の恩師小山章三氏から「無言館」(戦没画学生慰霊美術館)の追悼行事「無言忌」の様子を収めたDVD、「ラジオ深夜便」アナ西橋正泰氏からOA収録テープ届く。あいにくDVDのデッキ不調で再生できず。しばし我慢。

 過日「ラジオ深夜便」のインタビューで久高島に行った帰りに、西橋氏を琉球の霊域・斎場御嶽 (せいふぁうたき) に案内した。その際、霊域内にいまも遺る沖縄戦のツメ跡を目の当たりにした西橋氏、しばし沈黙。艦砲弾かB29爆撃機から投下された爆弾でできた直径10メートル近い大きな穴。
 昼なお暗い茂みの中の、赤土色の水を湛えて横たわる穴。61年前、島を襲った悪夢がよみがえる。霊域にはあまりに不似会いで…。

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