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2006年10月2日(月)

「負担増大」

パトリオットの搬入を伝える沖縄タイムス
( 9月30日付け夕刊と10月 1日付け朝刊)

 9月30日(土) きょうの沖縄タイムス、琉球新報両紙の朝刊は、嘉手納基地などに配備される地対空ミサイル・パトリオット(PAC3)が、今日にも沖縄に搬入される、と大きく報じた。パトリオットは射程距離約20キロの最新鋭の迎撃誘導ミサイル。嘉手納基地と知花弾薬庫に計24基を約 600人の将兵と共に配備するという。

《パトリオットきょう搬入/58号で嘉手納へ》《兵員200人、すでに配備》(沖縄タイムス1面トップ)
《まるで戦時下/最新兵器 頭越し配備》《反対無視 地元怒り》《機能強化現実に》(同、社会面)

 沖縄は日に日にきな臭さくなってきた。フェンス/金網一枚隔てれば広大な基地で、爆音のみならず航空燃料の臭いまで家の中に入ってくる、“軍・民混在”の小さな島。ミサイル配備がいかに身近で、受け入れられないことか、地元紙は沖縄の不安と国への憤りを詳しく伝えている。

 政府は、口を開けば「沖縄の負担軽減」をいう。でも、やっていることは全く逆だ。辺野古の問題などはその最たるもの。〈基地をなくすために新たな基地をつくる〉なんて、まさに愚の骨頂だ。どう考えてもおかしい。
 午後、那覇軍港で陸揚げの様子を見る。巨大な輸送艦からつぎつぎと吐き出される迷彩色を施した様々な車輛。なにが  「沖縄の負担軽減」だ。腹立たしくて腹立たしくて…。
 「射程距離20キロ」でいったい何を守るのか。例えば「敵ミサイル」が北方から飛んで来るとする。しかしパトリオットが撃ち落とせるのは嘉手納基地周辺半径20キロ以内に入ってから。つまり「敵ミサイル」が読谷村と恩納村の村境あたりまで近づかないと撃ち落とせない。要するにこれは、嘉手納基地を守るものにすぎないということ。
 《軍隊は住民を守らない》
 これは多くの命と引き換えに学んだ沖縄戦の教訓だ。

 10月 1日(日) パトリオット・ミサイル関連装備の沖縄搬入に関する地元紙の見出しから−。
 《装備品 陸揚げ完了/順次 嘉手納搬送へ/3日間で300台》
 《「行軍」前に緊迫感/生活脅かす「兵器大移送」/労組抗議 住民不安》《占領下の記憶 再び/「軍用号線に戻すのか」時代に逆行 募る危機感》(沖縄タイムスより)

 沖縄県知事選に「反自公」統一候補として糸数慶子さんが立候補宣言。普天間基地の国外移設、辺野古反対を明言。投票日まで50日の短期決戦。沖縄の曲がり角。

 迎撃ミサイルパトリオットの嘉手納基地への真夜中の搬送つづく。抗議・反対の声日増しにたかまるが、米軍にも政府にも聞く耳なし。

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