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10月20日(日) サンフランシスコ〜ハワイ間8泊9日のピースボート上での“沖縄講座”を終え、19日夜下船。日本へ帰る一行を埠頭で見送り、深夜ホノルル市内のホテルにチェックイン。蒸し暑く、全身汗びっしょり。船内での濃密なスケジュールの疲れがどっと吹き出す。今日、あすの2日間は“ハワイ、のんびり一人旅”。 久々の朝寝坊。まずは、一度は見ておきたかった真珠湾内の「USSアリゾナ記念館」へ。日本軍の真珠湾攻撃による犠牲者2,388人中、戦艦アリゾナの死者1,177人の名前を刻んだ追悼施設。 昼食は敷地内の出店でサンドウィッチ。ふと上を見上げると天井から大きな垂れ幕が…。 辺りを見回すと、若者を軍隊に勧誘するこうした垂れ幕がいくつも下がっている。敵の「卑劣な奇襲攻撃」で敵対心や愛国心をあおった挙句、さあ軍隊へどうぞとは、いかにもこの国らしい。昨日の夕方、PBの若者たちに「国家の安全保障は絶対に武力に頼ってはならない。他国との軍事同盟も不要」と語ってくれた元弁護士のポカ・ラエヌイさんの表情が、ふと目に浮かぶ。 前夜PBを一緒に下船した『ゼネレーション タイムズ』編集長・伊藤剛さんとカラカウア通りで夕食。沖縄事情を語り合う。彼はたしか沖縄復帰前後の生まれ。若者に〈沖縄〉や〈戦争〉を語るのは彼のような若々しい世代の方がいいのかもしれぬ。いつの日かの那覇での再会を約してホテルへ。
夕方からワイキキの浜で本場のフラダンスを見る。観光客のために毎夕やっているそうだが、技量的にはイマイチ。おそらくダンス教習所あたりの研究生なのだろう。 日本人とアメリカ人観光客でごった返す“ハワイの原宿”カラカウア通りに、竹笛など民族楽器でアンデス音楽を奏でている2人の男の姿あり。「コンドルは飛んでゆく」などの懐かしいメロディーにしばし聴きほれる。どうやら「チャスキス」の名で知られるぺルー人奏者らしい。道ゆく人が足を止め、小銭を箱に投じていく。「ドリームランド」というCDを1枚買う。 超高層ホテルが林立し、世界の高級ブランド品店が眩い街、ワイキキ――。この街を〈ハワイの光〉というならば、島のあちこちの海辺にひっそりと建ち並ぶホームレスたちのテントやバラックを何というべきか。 南国の真っ赤な夕日に染まるホームレスのテントの群れ。そこにうごめく貧しい人々。男、女、幼い子供たち、家族たち…。僕の目と心に焼き付いた“もう一つのハワイ”。 10月22日(日) 10:30分、ホノルル空港発のUA879機でハワイを離れ、23日13:10分成田着。2週間ぶりのニッポン――。 「非武装・非暴力」を説くポカ・ラエヌイさん (10月19日、ホノルル郊外の岬で) |