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2006年12月16日()

『瑠璃の島』再び


瑠璃色の海
(11月下旬、沖縄本島北部で)

 12月13日(水) 去年の4月から6月にかけて日テレ系で放送された連続ドラマ『瑠璃の島』。来月(1月)6日に放送されるその続編(スペシャル版)の現地ロケ同道のため、スタッフ、キャスト共々鳩間島入り。

 石垣出港に先立ち、南山舎の上江洲儀正さんと会食。寸暇を惜しんで郊外まで足を延ばし、島の様子を見てまわる。
 近年の沖縄ブームによる移住者の急増をうけ、石垣島はまたまた不動産業者の格好の餌食になっている。土地の買いあさりは、海岸線から内陸部へと進み、建て売り住宅やアパート、マンションの建築が郊外へと及んでいる。地価は高騰、地元ではバブル再現を恐れる声が出ているという。この島もまた那覇のように“リトル東京”化してしまうのであろうか。みんなで立ち止まって島々の行く末について考え会う機会はつくれないものだろうか。

 前線の接近で天気は下り坂。蒸し暑い。今日鳩間入りしたキャストは主役の成海璃子と永井杏、神木龍之介の子役3人。璃子ちゃん、この一年あまりで背丈がぐんと伸び、あどけなさも消えてすっかり大人っぽくなった。もう「ちゃん」づけで呼ぶのはためらわれる。子供の成長は目を見張るばかりだ。今回もきっといい演技を見せてくれるだろう。
 午後2時、少々荒れた海を渡って鳩間島着。旅の疲れを癒す間もなく、夕方から集落前の浜でロケ開始。終了は午前零時近く。

  鳩間島を訪ねるのは今夏以来5ヶ月ぶり。9月の台風13号は、瞬間最大風速が70メートルを超えた。その割りには被害が少なくて安堵する。それでも民宿青空荘の屋根が吹き飛ばされたり、前泊御嶽のガジュマルが根こそぎ倒れるなど、随所につめあとが残っている。医者もいない小さな島ゆえ、長時間激しい風雨に曝され恐ろしかったことだろう。

 12月16日(土) 鳩間島に入って4日目。依然として晴れるきざしなし。ときおり殴りつけるような雨。風も強く寒い。悪い時期に当たってしまった。毎日空とにらめっこをしながらの撮影がつづく。
 この間、市毛良枝、小西真奈美、塩見三省、岸部一徳ら主要な俳優らも順次3メートル・以上の波濤を越えて鳩間入り。きょう夕刻には倍賞美津子、賀集利樹、そして「カマドおばぁ」役の吉田妙子さんも島に入った。みんな肝を冷やしたことだろう。

 石垣からの直行便はおとといから欠航中。このため鳩間に渡るには、まず西表島の大原へ渡り、クルマで小1時間かけて島を半周、上原で小型船に乗り換えて鳩間をめざすことになる。
 海が時化てなければわずか40分でくるところを、遠回り、かつ乗り継ぎ乗り継ぎでゆうに2時間はかかる。しかも上原〜鳩間間の海は大時化で、まるでジェットコースターのよう。この季節の渡海は、あらためて孤島に住むことの厳しさを実感させる。

 ロケはあす以降佳境に入る段取りだが、天気はよくなってくれるだろうか。

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