沖繩『琉球新報』のあしゃぎより

2004年2月18日 

自衛隊に告ぐ

 「雑誌の連載が終わってストレスがなくなった」と生き生きとした表情で話すジャーナリストの森口豁さん。千葉と沖縄を行き来しながら、マイペースで取材、執筆を続けている。

 上官命令で米兵を殺害した「石垣島事件」で戦犯として処刑された学徒兵を追った『最後の学徒兵』を書いただけに、自衛隊のイラク派兵に深刻な危機感を抱いている。その思いのたけを、ホームページの「沖縄通信」に書き続けている。

 イラク特措法成立後の昨年8月の「通信」では石垣島事件に触れ、「軍隊という暴力装置の中に送り込まれ、国家と個人のはざまで苦しみ、傷つき、そして戦犯として絞首刑になった若き学徒たち」が「自衛隊員と二重映しになって、私にはどうしようもないほどつらい」と慨嘆した。

 そして、自衛隊員に向けて「今こそ武器を棄て、職場を離れ、市民の側に戻るべきだ」「『たった一つしかない命』を捨ててはならないし、ましてや、奪ってはならない」「殺すな、殺されるな!」とメッセージを発し続けている。

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