海の向こう、遥か南。
青く澄んだ海に囲まれた小さな島。
時間が止まったようなその島を、一人の少年が、救う。
昨年、凱風社から再刊された『子乞い・沖縄孤島の歳月』の漫画化が決定、「ビックコミックオリジナル」で長期連載されることになりました。作者は、爆発的な人気を呼んだ「夏子の酒」、「僕の村の話」、「みのり伝説」などで知られる尾瀬あきら氏。連載開始は5月5日号(4月20日発売)からです。題名は「光の島」。尾瀬氏が3年にわたり構想をあたためた力作です。
物語は『子乞い』の舞台となった沖縄・鳩間島の人々の過疎との闘いや、里子として島にやって来た幼い少年が豊かな自然の中で活き活きと成長していく姿を、独創的な視点とタッチでドラマチックに仕立て上げ、楽しいストーリーとして展開されます。尾瀬氏はすでに幾度も沖縄を訪問、鳩間島にも足を運んで独自の取材を重ねています。
テーマは、どんな境遇の中でもたくましく生きる人間の素晴らしさを、南島が秘めた自然の喚起力を背景に、荒廃した日本の教育の在り方に鋭く切り込みます。連載は数年間の長期にわたる予定です。敬愛する尾瀬あきら氏の作品を通して、沖縄や、この国の子どもたちへの理解が深まることを期待します。ぜひお読み下さい。
*写真は5月12日号「ビックコミックオリジナル増刊号」に載った広告
病気療養のため3月から休載していた「週刊金曜日」の長期連載ルポ『沖縄 孤島の新地図』を5月から再開します。同連載は昨年6月に石垣島(「海を失った老人たち」、「土地に翻弄された半世紀」)を以てスタート。以降計13回にわたり12の島々を紹介してきました。 この間、紹介した島は、鳩間島、西表島、古宇利島、黒島、水納島(宮古諸島)、伊良部島、粟国島、大神島、水納島(本部町)、来間島、伊江島など12の島に上ります。
再開第1回目は、日本でありながらも、今もって<誰も自由に上陸することの出来ない島>のルポです。どうか引き続きご愛読下さい。