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あなたは死ぬかもしれない。大事な家族や妻や子を遺して、遠い異国の地で。 あなたは、イラクの人を殺すかもしれない。それは、あなたに銃を向けた人?それとも、なんの咎もない、老人や女性や幼い子どもたち? 「命じられたのでイラクへ行った」 なぜ? と、人に問われても、あるいは我が胸に手をあてても、きっとこんな弁明しか浮かばないだろう。なんという虚しさだ。でも、近々死ぬかもしれないあなたも、あなたに殺されるかもしれないイラクの人も、共に「たった一つの命」「たった一回きりの人生」 「俺は殺されたくない」 いま、私たちに求められているものは、ものごとを都合よく解釈することではなく、「最悪の場面」への想像力を発揮することだ。「最悪の場面」とは、この国の未来のこと。いたずらに時の経過に流されていてはならない。 新聞は、イラクの地で精神に異常をきたし、離隊して本国に帰った米兵がすでに7000人に上る、と報じている。日夜「敵地」にあって極度の恐怖心にさいなまれ、神経障害に陥った者。人を撃った我が身を自問し、発狂した人たち−−−。 第二次大戦の「負傷米兵」の2割は、神経・精神病患者だったと、記録にはある。ベトナム戦争の帰還兵にも、いまだに痛苦を背負いつづけている者は少なくない。 生きて帰って「廃人」として生きる。家族にも言えない心の傷と、つきまとう恐怖に脅えながら暮らすことを望む者なんかいない。 |
| ■写真:戦火のなかで フォト月刊誌『DAYS JAPAN』のチラシに紹介されている写真です。 ■広河隆一 アフガン / パレスチナ / チェルノブイリ 写真展事務局 http://www.za.ztv.ne.jp/mie123/syashinten/ ■DAYS JAPAN http://www.hiropress.net/daysjapan/ |