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沖縄ミニ情報 2000.10.16発

普天間基地の移設阻止に"援軍"

 IUCN(国際自然保護連合)は10月10日、ヨルダンの首都アンマンで開いた総会で、沖縄県名護市の辺野古一帯を中心に生息するジュゴンと、本島北部のやんばるの森に生息するノグチゲラなどの保全を求める決議を採択した。同決議では、普天間基地の辺野古への移設がジュゴンの採食場所となっている同沿岸のサンゴ礁と藻場に与える影響を指摘、日本政府には「早急な調査」を、米政府には同調査への協力を求めている。
 IUCNの決議には拘束力はないが、広く国際世論に与える影響を考えると、日米両政府への打撃は決して小さくない。その効果の大きさは、石垣島・白保に計画されていた新石垣空港のケースでも実証済みだ。今後は政府に「厳密かつ科学的な調査」を行わせるべく、世論の喚起と監視をしていくことが大事だ。

ジュゴン保護で米政府を提訴へ
 ジュゴンの保護について、日本の弁護士らで作っている「日本環境法律家連盟」は、普天間基地の辺野古地区沿岸へ移設を差し止めるため、来年にも米政府(防衛総省)を相手取り提訴する方針を固めた。「同基地の移設は、ジュゴンを絶滅危種に指定している米国の国内法『種の保存』に違反する」というのがその根拠。同連名加盟の弁護士によると「種の保存法」は米国内法だが、その対象としている生物が生息する地域すべてに適用できるという。(詳しくは、10月15日付け「琉球新報」朝刊、または琉球新報ホームページ=http://www.ryukyusimpo.co.jp/)
*写真=命を守る会の団結小屋(辺野古)に描かれたジュゴンと赤ちゃん

『週間金曜日』の連載再開へ
 
9月1日号の「黒島」を以て休載していた「沖縄 孤島の新地図」を、11月3日発売の第338号から再開します。再開第1号は宮古諸島の水納(みんな)島。人口わずか7人の孤島の民は何を求め、どのように暮らしているか。素晴らしい自然環境の中で生きる人々の素顔を伝えます。

題名は『うりずんに還らず』に決定
 劇団「文化座」で舞台化が進められている私の著書『最後の学徒兵』の公演日程が、当初の12月から来年1月に変更になりました。「よりよい舞台にするため稽古を重ねたい」というのがその理由で、芝居の題名は『うりずんに還らず』に決まりました。上官の命令に従い、捕虜の処刑に手を貸したばかりに、戦後5年も経った1950年の4月、花見酒に浮かれる世情の中、BC級死刑囚として東京<巣鴨プリズン>で絞首刑になった一学徒兵の悲劇を描いた演劇です。公演日程など詳細は追ってお知らせします。多くの方々のご観劇を期待しています。

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