週刊うさぎ日記
7月 第4週
暑中お見舞申し上げます!
大好きなゴーヤー(にがうり)で夏をのりきろうと思っています。みなさんのところには、どんな夏バテ防止のメニューがありますか?
こんなに暑いと外に出る気にもなりません。クーラーのきいた部屋で、ごろごろしながら、読書をするのが一番!冷蔵庫にはヨーグルトやアイスクリーム、スイカを用意して!
21(火)
『ナイチャーズ・イズ・ネイバーズ?』仲村渠シンシア(冒険社)という本を読んだ。写真、向かって右。
「私たちは日本人ではない。きちんと言わせてもらう」とピンクの帯に、白く大きな文字で印刷されている。そして次の言葉がつづく。
沖縄は「基地の島」として、みんなが嫌がるものをもっている島として、その屈辱のなかにある立場の低い県として知られている。私たちがこの国で「沖縄県」として存在する限り、この現状は変わらない。そうなることを、私たちの「隣人」であるあなたたちの方が望んでいる。ーーーーーーー全くヤレヤレだ。私たちはとんでもない「隣人」をもってしまったのかもしれない。
すべてに賛同ではないけれど、同感!よくぞ書いてくれました、拍手〜、という文がいくつもありました。ナイチャー(内地の人、つまり、沖縄以外の人のこと)の皆さんには、衝撃的な本だと思います。沖縄大好き!というみなさんにはぜひ読んでほしいんだけどな、気分悪くなるかな?
24(金)
『星の衣』高橋治(講談社)という小説を読み終えた。沖縄の伝統織物「首里織(しゅりおり)」と「八重山上布(やえやまじょうふ)」に生涯をかける2人の女性が主人公だ。
吉川英治文学賞受賞のこの小説の帯には、
仲嶺汀子は、沖縄に生まれながら、夫を亡くして25年めに初めてエイサーを見た。その感動から亡夫のためのティーサージを織り上げた汀子は、久米島での一人の老婆との出会いによって「首里織」に生涯をかけることになる。
また、昭和20年10月、疎開先の熊本で生まれた与那嶺尚子にとって、沖縄は戦後の復興と共にあった。それは苦い失恋の体験を含むものであったが、備前焼の人間国宝・栗原香次郎の教示により、尚子は「八重山上布」の伝統を竹富島の老婆から受け継ぐこととなった。
と書いてある。
小説の中には、実在の芭蕉布(ばしょうふ)の平良敏子や首里織の宮平初子の名前が出てくる。また、たぶん、あの人がモデルになっているな、と思われる人達、お店なども登場する。沖縄が舞台なので、季節や場所の描写にもすんなりと入っていけた。よく取材してあるな、と感心した。でも、沖縄の人が好きそうな表現が多くて、少し怖い感じもした。