6月6日(日)

 1995年の今日、私は西安にいた。遣唐使のたどった道をたどるという「平成の遣唐使・踏査隊」の一員だった。

 奈良や上海で出発式などをおこない、実際に中国を歩き始めたのは4月9日の揚州からで、隊は約1315キロを歩いている。私は交流を主体に、また「遣唐使文庫」設置のための調査も担当した。

 6月6日はその旅のゴールの日だった。ゴールでは小学校と芸術学校のブラスバンドが私たちを迎えてくれた。交流を担当した私とTさんは、その芸術学校の生徒さん達とは彼らの学校で交流会をもったので、一緒に歌ったり踊ったりしている。

 私は中国で「花心(ファーシン)」を何度も何度も歌った。芸術学校の最後も「花心」の大合唱だった。再見!と言って別れたのに、すぐに再会があるとは思ってもなかった。とにかく驚いた!到着の喜びを聞いた中国の新聞記者に「彼らの演奏を聞くことができて嬉しい」と唐突な返事をしてしまったぐらいだから、その時の喜びはゴールよりも再会にあった。

 私はその年の秋に、文庫の配本のために、またあの芸術学校を訪ねたが、一緒に踊ったほとんどのメンバーが3年生だったので卒業していた。あのゴールから4年。みんなどうしているだろうか?会いたいなぁ〜

*「花心」は、沖縄のミュージシャン喜納昌吉さんが作詞作曲した「花・すべての人の心に花を」の中国語版。

*写真は中国の市場で出会った子供達(1995.5)

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