6月9日(水)
『沖縄・近い昔の旅-非武の島の記憶-』(凱風社、1999、定価1900円+税)は、ジャーナリスト森口豁(もりぐちかつ)さんの本だ。森口さんは琉球新報(沖縄の新聞社)の記者として日本テレビの沖縄特派員として米軍統治下の沖縄を取材(1959年〜1974年)した。
「沖縄が映し出す〈日本〉まえがきにかえて」には次のような文がある。
この40年余り沖縄にこだわりつづけてきてぼくが知ったのは、沖縄に映し出された日本とその国に住む日本人の卑しさについてであった。日本における民主主義の成熟度の低さが、と言い換えてもよい。つまり日本のなかにいては見えにくい日本が、沖縄のかかえこんだ事柄によってきわだつのである。だからぼくにとって沖縄は常に〈良き教科書〉でありつづけたし、これから先も沖縄からいろいろなことを学ぶに違いない。
さて、ぼくは沖縄でどんな日本を知ったのか。その一端をこの本に書いた。気の向くままに書いて並べてみたらその半分は戦争に関することであった。それでもなお、十分とは思っていない。半世紀も前の戦争のことに、なぜそんなにこだわらねばならないのか。この本を手にした人たちに、ぜひそのことをわかって欲しいと思う。
目次を紹介する。ぜひ買って読んでもらいたい!
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